COATING
環境にやさしい粘着テープのリーディングカンパニー
(株)エニテープ
自然と人を大切にする環境にやさしい粘着テープをつくるリーディングカンパニー、(株)エニテープ
従来のソルベントタイプのテープ生産方法では有機溶剤を使用しており、チャンバーを利用した乾燥・熟成過程においてほとんどの有害物質を揮発させるという方法でした。
しかし当社は、UV反応型ホットメルトを使用した生産方法により、揮発性有機溶剤が発生しないだけでなく、UV照射によってラジカル反応が瞬間的に起こります。
ハイドロコロイド、かつら用テープ、サムスン電機の通気性テープなど
Solvent Type | UV H/M Type |
---|---|
揮発性有機化合物を溶媒として使用 | 高温の熱を溶媒として使用 |
乾燥工程にて揮発性有機化合物(VOC)を大気中に排出 | 乾燥ライン不要 |
コーティング速度が遅い(最大) | コーティング速度が速い(最小100M以上) |
粘着剤の揮発性有機化合物(VOC)含有量が最小70%以上 | 揮発性有機化合物(VOC)の含有量を最小化 |
粘着剤メーカーの揮発性有機化合物(VOC)排出量が深刻 | 粘着剤メーカーの揮発性有機化合物(VOC)による環境汚染が発生しない |
作業者と消費者の人体に有害 | 環境に無害 |
消費者が持続的にVOCを吸入する可能性大 | 環境に無害 |
多くの粘着剤メーカーが存在 (低単価) | 韓国内に粘着剤メーカーが存在しない(生産性により単価カット) |
ソルベントタイプの場合、硬化する過程で約60-70%以上の
揮発性有機化合物(VOC)が大気中に放出されるため、必ず硬化剤を使用しなければならない。
また硬化後にも最低3日間は熟成期間を要する。
反面、UV H/Mタイプの場合、UV放射によってラジカル反応が瞬間的に起こるため、
コーティング後、短時間内に発送できるというメリットがあり、生産プロセスも短縮できる。
塗布の厚さを比較すると、ソルベントタイプの場合、硬化する過程で揮発性有機化合物(VOC)が大量に放出されるため、最初にコーティングした厚さと乾燥後の厚さに差が生じる。したがって熟成後の厚さにも影響を及ぼす。反面、UV H/Mタイプの場合、固形分100%でコーティングするので前後の差が生じない。
ソルベントタイプは、環境にやさしいグリーン成長に反する工法であり、粘着剤メーカーの作業者やテープコーティング会社の作業者の人体に対する被害が深刻な状況である。また使用者が継続して揮発性有機化合物(VOC)を吸入する場合、人体に悪影響を及ぼす可能性があり、オゾン層破壊の主犯格として地球温暖化にも悪影響を及ぼす。その他にも多くの問題点を抱えているため迅速にエコ製品を開発しなければならないにもかかわらず、エコ製品は高価であるという先入観により、新たな市場を開拓することが困難な状況である。そこで当社は、揮発性有機化合物(VOC)を放出しない新しいホットメルト工法と効率性の高いUV Acrylic PSAを使用した環境にやさしい効率性の高い製品を開発し、価格面においても外国製のテープに打ち勝つ競争優位を実現した。
AT-1833Gの場合、S社のG9000よりも優れた性能を有しているにもかかわらず、価格は
最高で30%以上カットできる。
Volatile Organic Compounds, VOCs
揮発性有機化合物 (Volatile Organic Compounds, VOC)は蒸気圧が高いため大気中で気体となり、大気中の窒素酸化物とともに太陽光(主に紫外線)を受け光化学反応を起こしてオゾンやPANなどの光化学酸化性物質を発生させ、光化学スモッグを誘発する物質の総称。現在韓国では、炭化水素類の中でレイド蒸気圧が10.3kPa(または1.5psia)以上の石油化学製品、有機溶剤、またはその他の物質と定義されている。
揮発性有機化合物(VOC)は産業界でよく使われる溶媒や化学薬品や医薬品工場のプラスチック製品製造工程(乾燥)で排出される有機ガスなど、その種類は多種多様である。低沸点液体燃料、パラフィン、オレフィン、芳香族化合物など日常生活でよく使われる炭化水素類もほとんどが揮発性有機化合物(VOCs)である。揮発性有機化合物(VOC)は毒性化学物質で(特に芳香族化合物、炭化水素系ハロゲン化物)、光化学オキシダントの前駆物質で(オレフィン系炭化水素の光化学反応性が高い)ある。これは成層圏オゾンを破壊し地球温暖化に悪影響を及ぼす物質である。
規制の対象 揮発性有機化合物(VOC)現在韓国環境部で規制対象の揮発性有機化合物(VOC)として告示している物質(環境部告示、1998年7月1日現在)は、レイド蒸気圧、光化学反応性、物質使用量、発がん性等の有害性を考慮し31種類を選定して規制しており、今後規制対象物質を徐々に増やしていく計画である。